2週間で MOS “Excel”2019 Expert 合格!独学で受かる勉強方法を伝授

  • 2022年10月1日
  • 2022年10月17日
  • 雑談

MOSってなに? 勉強方法は? 勉強時間は?

はじめに

「MOS」ってよく聞く資格だし興味あるけど…
種類が多くて何を受験すればいいのか分からない。どうやって勉強したらいいのか分からない。

そんな方に、どのようにMOSに合格したかお伝えできればと思います!

今回、わたしが受験したのはこの3科目。
 ・MOS Excel 365&2019 Expert
 ・MOS Word 365&2019 Expert
 ・MOS Access 365&2019 Expert
無事に全て合格したので合格へのアプローチを紹介します!

私が勉強に要した時間はExcelに2週間Word・Accessに2週間の計4週間。
これからMOSを受けようと思っている人への手助けになればと思いまとめてみました!


MOSを受けようと思ったきっかけ

私の場合は動機がかなり不純ですが、
勤めている会社で「資格取得応援金が出る」ということで
対象資格の中で比較的簡単そうなMOSを受けてみることにしました!

MOSとは?

MOSってよく聞くけど… 
持っていてどんなメリットがあるの?そもそもMOSってなに?

マイクロソフト社製のオフィスソフト、WordやExcelなどのスキル証明となる資格です。
正式名称は「マイクロソフトオフィススペシャリスト」、一般的にMOSの略称が使われます。
国際資格の一種となっており、あらゆる仕事において就職、業務上で役立つと言えるでしょう。


科目には上記の5科目があり、そのうちWord・Excelの2科目には
一般レベルとは別にエキスパートという上級レベル試験が用意されています。
また、Accessに関してはバージョン2019からエキスパートのみの設定になりました。

MOS 試験科目の種類

科目 バージョン
Specialist Expert
Word 2013
2016
2019&365
2013 Part1・2
2016
2019&365
Excel 2013
2016
2019&365
2013 Part1・2
2016
2019&365
PowerPoint 2013
2016
2019&365
 
Access 2013
2016
2019&365
Outlook 2013
2016
2019&365
 

エキスパートの設定がある科目に関しては、SpecialistとExpert両方を取得するのが好ましいようです。
というのも、2つの資格は内容が全く異なっているからです。
Expertを持っているからといってSpecialistの内容が理解できているということにはならないんですね。

Specialistを受けなかった理由

Specialistの重要性を分かっていながらも、今回はExpertのみの取得を選択。
その理由は3つ
 ①受験料が高いから2つも受けられない
 ②MOSの資格に詳しくない人からしたらExpertを持っていれば網羅しているように見えそう
 ③会社の資格取得応援金がExpertの方が貰える額が大きい

1番の理由は③ですね、①と②はそれに対するこじつけみたいなもの…
みなさんはご自身に合った内容で受験されてください(^^)

MOS合格へのアプローチ

受験前のわたしのスキル

Expertって難しいんじゃ?と不安から始まった試験対策。
試験前の私のExcelのレベルはこんな感じです。

 ・SUMやAVERAGEなどの基本計算
 ・検索や置換
 ・印刷設定
 ・フィルター
 ・校正の保護
 ・IF関数
 ・条件付き書式
 ・データの入力規則

しかもIF関数以下は使用方法うろ覚えで、ネットで調べながらやっと実装できるようなレべル。
こんな私でも 2週間しっかり勉強したら 高得点で合格できました!
 
①テキストの購入
②オフィスのサブスク契約
③テキスト付属の模擬試験を解く
④解けるようになったところで試験申し込み
⑤テキストを流し読み

以上! たったこれだけで本当に合格することができました!
では早速、試験対策をするうえで悩んだことやコツなどをお教えします♪

Excel以外にもWordとAccessも受験しましたのでそちらに興味のある方は
↓こちら↓もぜひご覧ください。
 ●2週間でMOS “Word”2019 Expert 合格!
 ●2週間で MOS “Access”2019 Expert 合格!

①テキストの購入

私が今回購入したテキストはこちら↓↓
富士通FOM出版のよくわかるマスター
「MOS Excel 365&2019 Expert対策テキスト&問題集」

複数のテキストで対策した方がいいかとも悩みましたが、結果的にこれ1冊で十分でした!

②オフィスのサブスク契約

勉強方法は基本的にテキスト付属の模擬テストを解いていきますが
テキストと同じバージョンのオフィスを持っていなければ利用できません
私は最新(2022年時点)のOffice365&2019の受験をすることにしましたが
PCに入っているOfficeソフトのバージョンが古かったためサブスク契約をしました。

サブスク契約をするとExcelやWord、Accessなども最新バージョンを使用可能。
しかも今回契約したMicrosoft 365 Personalは1か月間、お試し無料でした!
その後も利用する場合は年契約と月契約が選べるので、
短期間で解約する前提の場合は月契約を事前に選んでおきましょう!

③テキスト付属の模擬試験を解く

環境が整ったら、模擬試験を受ける準備をしましょう!
方法は2つ、
 ①付属のCD-ROMを読み込む
 ②サイトからダウンロード
※どちらの方法もテキスト記載のパスワードが必要です

準備ができたら模擬試験をひたすら解いていきます

①オプション設定3つ全てにチェックを入れて模擬試験を選択し、試験開始!
 (・試験時間をカウントしない ・験中に採点する ・試験中に回答アニメを見る)

②大問1を一通り解き終えたら一旦、「採点」をします。
 ×だった問題は「解答アニメを見る」を見て解きなおしてみましょう。
 それでも分からないものはテキスト該当箇所を読んで理解を深めましょう。

③解きなおしたら再度「採点」をして、全問〇になったら次のプロジェクトへ!

回答(分からないものは飛ばす)→採点→解答アニメを見るて回答→採点
これを繰り返していくだけで、気づけば試験合格レベルに達しているはず!!

初めのうちは分からない問題ばかりかもしれませんが深くは気にせず解き進めるのがコツ!

私自身、マクロやWhat-If分析、ピボットテーブルなどを使ったことがなく
はじめは回答に時間がかかりましたが解答アニメを見て模擬試験を繰り返すたびに
回答が早くなり、今まで使ったことのなかったエクセル操作への理解も深まりました。

試験を一通り解けるようになったらオプション設定のチェックを全て外して本番のように解いてみましょう!
30分程度で正解率が9割5分以上になれば合格間違いなし!

④解けるようになったところで試験申し込み

模擬試験で自信が持てたら、早速試験の予約をしましょう!

MOSの試験は2パターン、①全国一斉試験 ②各会場主催の随時試験
 ①の「全国一斉試験」は月に1~2回程度実施されていますが、試験会場や試験時刻はあらかじめ決まっています
 ②の「各会場主催の随時試験」は会場ごとに実施日と実施時刻が決まっています

私は②の「各会場主催の随時試験」で受験をしました。
申込期日や支払い方法などは会場によって異なりますので、受験予定の会場については早めに調べておきましょう。
受験申し込みの詳細についてはこちら↓↓
https://mos.odyssey-com.co.jp/index.html

申込時に注意事項のご案内があるかと思いますが
受験には、Odysseyの受験者IDの事前登録が必要になります。
また、会場には15分前までには着いておくのがよいでしょう。

⑤テキストを流し読み

試験申し込み時点で模擬試験対策はバッチリなので、ここでやっとテキストを読みます。
模擬試験で出なかった細かな内容がいくつかあるので、安心材料として押さえておくといいかも◎
ワイルドカードの「*」の使い方や、グラフの種類などをこのタイミングで理解しました(笑)

ポイントとオススメ技

ここで私が個人的にひっかかったポイントと解決策、オススメ技をいくつか紹介します。

①模擬試験はコピペできなくても本番はコピペ可能!
 回答アニメを見ていると点線文をコピペしてるけど模擬試験でコピペが使えない…⁈
 試験ではちゃんとコピペが使えるようになっているのでご安心を。

②「カラム」「レコード」「フィールド」とは
 簡単に説明すると「カラム」は列、「レコード」は行、「フィールド」はセル
 問題文に出てくる用語なのでこれの解釈が間違っていると回答にも影響が出るので注意を!

③VLOOKとHLOOK、どっちがどっち
 VLOOKのVは「Vertical(垂直方向)」、HLOOKのHは「horizontal(水平方向)」と言っても分かりにくい!
 Vは矢印で言うと↓向きだから下方向、Hは無理やりだけど2画目が→だから横方向、ということで◎

④Ctrl+矢印、Ctrl+Shift+矢印
 基本的なショートカット、列や行の入力最端セルの選択、列や行の入力最端セルまでの範囲を選択
 少ない時間内で回答していく必要があるのでこういったショートカットも使っていきましょう

⑤「以上」のワードに注意
 以上はその数字も含みます、○○からなど言葉の使われ方に注意しましょう

⑥関数入力のショートカットキー「Shift+F3」
 「Shift+F3」これめちゃくちゃ便利です!関数の検索ができます!
 例えばローン返済の関数を思い出せない時…
 「Shift+F3」を押して、関数の検索枠に「返済」と入力して検索すると
 それっぽい関数の候補がいくつか出てきて、説明文まで見ることができます!
 そのうえ、該当関数をクリックすると枠が出てきて数式を簡単に入力できます。
ただし、試験会場のオフィスで全く同じように使用できるという確証がないので
 このショートカットキーに頼りすぎることのないよう、ある程度覚えておきましょう。

受験当日の流れと感想

20分前には会場に着きましたが、既に先着がいて2番目でした。10分前には全員揃っていました。
受験時にOdysseyのログインが必要となるのでIDとパスワードを再度確認して待機します。

ここで後悔ポイント。事前にエクセルを触らせてもらっておけばよかった~!
というのも、私はMicrosoft365で試験勉強をし、会場のバージョンはOffice2019だったのです。
タブの名称やボタンの形状などが異なる点があり、探すのに時間を取られるてかなり焦ってしまいました。
ちなみに、テキストにはちゃんとその辺の違いを書いてくれていますので一読しておきましょう!

試験を受けた手ごたえとしては、模擬試験にはなかったような問題もあるので焦りましたが
テキストに一通り目を通していたのでテキストにこんな項目があったような…というのが安心に繋がりました。
あとは、即答できない問題は後回しにして分かる問題から進めていくのがコツです!


感触的には分からない問題がいくつかあり、かなり不安なまま試験時間を終えましたが
実際に結果を見てみると972点(合格ラインは700点以上)!あんなに焦らなくてもよかったのか~。
配点について考えてなかったけど、1問当たり20点程度と考えるとけっこう余裕がありますね◎


MOSは試験後にすぐ結果が出ます。
合格証は2~3週間ほどでOdysseyのID登録先住所に郵送されるとのことでしたが
しばらくするとOdysseyからメールが来て、それ以降であればOdysseyのWebサイト上でデジタル認定証が確認できます。

→→私はこの後、さっそく次のWordとAccessの試験勉強に取り組みます!